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本日の映画 『ザ・セル』 (2000年)

2009年10月13日 22:11

原題:”THE CELL”
制作:アメリカ
監督:ターセム・シン

【あらすじ】
シカゴ郊外にあるキャンベル研究所。若き心理学者キャサリンは人間の潜在意識や夢の中に入り込む技術を研究していた。そんな彼女のもとに、ガラス張りのセル(独房)に女性を閉じ込め溺死する姿を見て性的快楽を得る殺人鬼の心の中を覗いて欲しいという依頼が舞い込む……。

インド出身で数々のCMやPVを手がけてきたターセム・シンの映画監督デビュー作。
まず特筆すべきは、その映像の美しさ!
この点に関しては、さすが数々の映像作品を撮ってきただけの事はありますん。
一つ一つのシーンがそのまま絵画になりそうな美しさです。

患者の精神世界の中に入り込み、治療を行うという設定の為、かなりシュールな
場面が多くあります。
最初は意識を取り戻さない「子供」の精神世界の描写だった為、無機質的な砂漠が
中心の映像で、荒涼とした子供の精神状態を良く表現してますん。
砂漠の茶色と青空の青、そして白いドレスで歩くキャサリン。
構図も色合いも完全に計算されつくしているような、職人の技が光ります。

これがFBIの依頼で連続殺人犯の精神に接触するようになると一変、おどろおどろしい
ダークな世界が広がります。
暗闇、暴力、血、人形となった犠牲者。そしてそれを統べる”王”である殺人犯。
ただ不気味な世界というだけでなく、荘厳でゆがんだ秩序を感じさせる世界観が
ちゃんと確立されているからこそ、暗黒の世界の場面ですら”美しい”と感じさせ
られるんだと思いますん。
石岡瑛子さんが衣装を担当されたとの事で、監督がイメージする世界と見事に
調和していました。正直、最後のシーン以外は日本人デザイナーには無理なんじゃ
とも思ってましたがw

んで、この映画の一番の問題点は、「セブン」や「羊達の沈黙」と同一視された事。
事件の謎を追うというファクターをメインにこの作品を観ると、多分不満大爆発w
FBI捜査官はなんとか誘拐された女性を助け出したい!というスタンスなんだけど
主人公であるキャサリンは、あくまで”心理学者”。
犯人の精神世界中に彼の”良心”を発見。なんとか彼を「救いたい」と考える。

この時点で犯人探しするFBIと犯人の精神を救おうとするキャサリンの二重構造で
ストーリーが進むんだけど、やっぱり主人公の方がウェイト重いわけでw
なんとな~く人質救出のシナリオがおざなりになっちゃって、鑑識が見逃さないだろと
いうような手がかりから急展開
したり、おいおいwってな具合になっちゃいますん。

ほんの一部、グロイ場面もありますが、それがガマンできれば、何とも不思議な
世界が堪能できると思いますよん。
ただ、謎解きなんかは期待しちゃいけませんがw


コメント

  1. ぎんすけ | URL | -

    Re: 本日の映画 『ザ・セル』 (2000年)

    >暗黒の世界の場面ですら”美しい”と感じさせられるんだと思いますん。

    いいなぁこれ
    こういう場面だけ抜粋してダイジェストで観たいっす
    グロは怖いからいらん(´;ω; `)

    でもやっぱり全体を通してのバランスで美しくなってんだろうから全部観ないといけないんだろうなぁ・・・

  2. たこえ | URL | -

    Re: 本日の映画 『ザ・セル』 (2000年)

    これ大好きです、もう9年前なのねw
    お腹キリキリしちゃったけども。。。

    ジェニロペが階段降りてくるシーンが美しすぎる
    ダークな美もイイモノですね

    ギーガーとかも好物さ~

  3. じぇす太 | URL | -

    Re: Re: 本日の映画 『ザ・セル』 (2000年)

    > ぎんすけ
    youtubeに短時間の動画がUPされてたと思うから、まずはどんな感じか見るのもいいかも。
    全然グロくないよ。 お腹キリキリのシーン以外はw

    > たこえっち
    映像がすっごく綺麗な映画だよね~
    ラストの桜は、ちと違和感あったけどw
    ギーガーといえばエイリアンですかに?

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