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本日の映画 『ウィッカーマン』 (1973年)

2010年04月30日 21:06

原題:”THE WICKER MAN”
制作:イギリス
監督:ロビン・ハーディ

【あらすじ】
行方不明の少女ローワン・モリソンを探すためにスコットランド本土からサマーアイル島へやって来た警官ハウイー。だが人々は少女の存在を否定し、何かを隠しているような素振りを見せる。警官はやがてこの島を支配している異様な古代宗教に行き当たる…。

知る人ぞ知るカルトホラーの名作。
ホラーとは言っても、この映画には殺人鬼もモンスターも悪霊も出てきません。
だけど確かに”怖い”と感じる映画ですん。

イギリス本土からサマーアイル島にやってきた警官ハウィー。
この島で12歳の少女ローワン・モリソンが失踪したとの匿名情報を受けて、単身捜査に
やってきた。

しかしこの島はサマーアイル卿の私有地。何をするにも「領主様の許可をもらえ」
非協力的な島の住民たち。
それでも少女は確かにこの島で失踪した事と、彼女の存在を島民全員が隠そうと
している事が判明する。

ところで、警官ハウィーは厳格なキリスト教を信仰する敬虔なクリスチャン。
どのくらいかと言うと、島の女性に言い寄られても「私には婚約者がいる。そういう事は
結婚するまでやらないのだ
」と真面目に言い切っちゃうくらい。
ハウィーは40前のオッサンなんだけどねw

対する島民は、古代ケルトの原始宗教を深く信仰している。
”太陽・豊穣の神”=”生殖の神”を祭り、性に関してはいたってオープンなお国柄。
往来で人目をはばからず生殖活動に勤しんだり、メイポールのリボンダンスは
男根崇拝の証だと子供に教えたり、全裸の少女がたき火を飛び越える授業があったり
おおよそ、ハウィーにとっては悪夢のような光景が繰り広げられている。

「島民は不潔だ。神はどこにいる」と領主サマーアイル卿に詰め寄ると、彼はこの島の
昔話を始める。
卿の祖父がこの島を入手し、入植した際はキリスト教を信仰していた。
しかし酷い凶作の年、困り果て”古代ケルトの神”に祈りを捧げると以降は豊作となった。
それ以来、この島では古代ケルト信仰がキリスト教に取って変わったのだと。

「そんな馬鹿な。神に対する冒涜だ!」と憤慨するハウィーは、島の図書館で
古代ケルトの宗教について詳しく調査する。
すると凶作の翌年には生贄を捧げる事が判明。家畜の他に”人間”を生贄にする事も
あったらしい。
「もしかしたら少女はまだ生きていて、五月祭の生贄にされるのでは?」と確信した
ハウィーは島で行われる五月祭に紛れ込むのであった…。

宗教観の違いからお互いを異形の怪物のようにしか見られなくなったハウィーと島民。
どちらもそれぞれのモラルを守っているから、歩み寄れない。
この状況では”数の差”こそが正義となる。 ゆえに登場するウィッカーマン。
焼け落ちて真っ赤な夕日が雲に隠れた瞬間、「完璧だ…」と思わず呟いてましたん。

一番怖いのは”両方のモラル”が理解できた唯一の存在である、領主サマーアイル卿。
全ての事情がわかった上で、笑顔で歌う『夏は来たりぬ』のシーンは本気で怖かった。
吸血鬼役で一世を風靡したクリストファー・リーがハマリ役でした。

そうそう、ニコラス・ケイジがリメイクした「ウィッカーマン」もあるけど、こちらは原作の
良かった部分を全部ブチ壊しにしてしまった駄作らしいので要注意w
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